2016年03月23日

国内の環境関連ファンドを比較検討した、のだが…

僕の専攻は農学だ。といっても農業を目指している訳ではなく、専ら地球環境に関する分野を学んでいる。

今の世界経済を支えている、化石燃料・ウラン ・リン鉱石といった資源はいつか枯渇すると言われている。また、そういった資源を消費することで地球温暖化や土壌の劣化が引き起こされているようだ。現在、僕はこうした仮説を支持する立場を取っている。

1.環境ビジネスの展望

社会的に見ても、現在は環境問題への関心が高い時代だ。そうした流れの中で生み出されたのが「環境ビシネス」という商法だ。例えば、
・エコマークなどの認定商品
・エコポイント
・レジ袋有料化
・「売り上げの〇〇%で植林をします」等の社会貢献アピール
・”CO2排出権”の売買

環境ビジネスの源泉は「今の生活が続けられなくなるかも」「生活環境が悪化するかも」という”不安”であり、「不安ビジネス」の1つという見方もできる。有限資源に依存した社会が続く限り、この不安は拡大していくだろう。同様に、環境ビジネスも成長していくに違いない。

2.質の良い環境ビジネスに投資するには?

環境問題に取り組む姿勢は企業によって異なる。事業の中心課題に据えて技術開発をしている所もあるが、購買欲を刺激するための都合のいい売り文句として利用している場合も多い。長期的な環境分野の成長に期待するのなら、口先だけで客引きを狙う企業は避けるべきだ。

だが、上場している企業は数多く存在し、各事業の内容は日々変化している。その全てを調べ上げ、会社の健全さを判断し、的確に投資することは大変な労力と資金を要する。時間も予算も限られた中でしっかり投資もしたい…となれば、やはり投資信託やETFを利用するのが良いだろう。

3.国内の投資信託を調べてみた

環境関連ファンドは40程見つけられた。低コストなインデックスファンドから投資を始めた身としては目が回るような高コストファンドばかりだったが、比較的マシだった2つを紹介する。

@フィディリティ・スリー・ベーシックファンド
愛称「水と大地とエネルギー」
<概要>
ファミリーファンド方式で運用。3つのマザーファンドを通してクリーンエネルギー・水・食料に関連した世界の企業の株式に投資する。各分野の指数の平均を取った値に概ね連動することを目指す。為替ヘッジなし。
<スペック>
・運用会社:フィディリティ
・信託報酬:税込1.35%
・決算:年2回
・純資産額:27.9億円
・運用年数:8年
・運用期間:無期限

A地球温暖化防止関連株ファンド
愛称「地球力」
<概要>
ファミリーファンド方式で運用。地球温暖化防止に貢献し、成長が見込める世界の100銘柄から構成される"MSCI Global Climinate index"に概ね連動することを目指す。為替ヘッジなし。
・運用会社:新光
・信託報酬:税込1.40%
・決算:年1回
・純資産額:29.8億円
・運用年数:9年
・運用期間:無期限

2つとも世界の企業に分散投資できる株式ファンドだ。前者は混ざり物の指数に連動する擬似インデックスファンドだ。対象分野が広すぎるので環境関連ファンドとは言えないかもしれない。後者は明確に地球温暖化防止をテーマとしており、運用方針も好感が持てる。

まだ日本の投資界では注目が薄いのか、信託報酬の低さを重視して選んでもこの有様だ。これでは企業を応援しているというより運用会社や販売会社に貢いでいるようなものだ。国内のETFも探してみたが、環境をテーマにした商品は見つからなかった。海外ETFには期待できそうなものがいくつかあるので、一通り調べてから投資するかどうかを検討する。

posted by トモヒロ at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 資産運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする